2級建築士のあれやこれ

記録がわりに色々と。成長できるかな?

この3ヶ月間が大変だった話4

で、結果どうなったかと言いますと。

オススメしてくれたケアハウス運良く空きがあって、退院して1週間後には入所してくれました!スピード入所。

 

そりゃー最初は嫌がりました。

祖母まじえての「これからの生活をどうするか」会議の時にも、

 

私 「施設、見学にいかない?」

祖母「嫌。家のこと出来るもん。あと2~3年して体が動かなくなったら、そういう所で世話にならないといけないとは思うけど、まだ出来るから嫌だ」

私 「やけど、自力で探して……なんて無理やで。動けなくなったから即入所したい、って言ったって無理やし。うちらが手伝えるかどうかもわからんやん」

母 「元気なうちに行った方がなじめるやろ?今ならこうして皆が探すの手伝ってくれてるし、プロの人がオススメしてくれる施設なんて、自分では探せんで。見学だけでも行こう」

 

と言うと「それはそうか」と流されてくれて、施設の見学へ行きました。

 

まあ、祖母ぬきでの前会議があって、そこでこっちの「施設に入って欲しい」って意向を伝えてたんですよ。

皆がそれが一番だと言ってくれたので、引かずにごりごり押しました。

 

いやー、見学ってするもんですね!!!

1つめの施設が良すぎて、2つめの施設は「どこがオススメなんじゃーい!」って思った。(いや、普通なんだろうけど)

 

やっぱり、施設なんて行かない、家に居たい、イトコらと居たい、取り上げないで、と言われましたけどね。

しゃーない。ショックだろうから本人に言うのが嫌だったけど、伝えたんです。

 

認知症なんだって。だから、養育も無理なんだって。

 

私も母も泣きながら「心配でたまらないから、安全な場所で暮らして欲しい。十分、頑張ってきたやん」と。

 

そうすると……。

 

認知症なんかじゃない!」って怒るかと思ったのに、腑に落ちたような顔をしたんです。

 

「ごめん、ショックだったろうけど……」って聞くと「いや、年やもんな。やけど、認知症って言われて、そうか認知症だったんか!って思ったわ」と、あっさり。

 

「なーんかよく忘れるな?あれ?って思ってたんやー。認知症なら仕方ないな。そうだったんかー」「認知症なら、これでおおっぴらに忘れられるな」と笑っていました。

 

すんなり受け入れた祖母を見て、祖母も「我ながらおかしいな?」って不安だったのかもしれないな、とその時に思いました。

そして、「家に居たいけど、それじゃ難しいな。入るわ」と入所を受け入れてくれたのでした。

 

「日付とか曜日が、何度確認しても分からんようになってきてなー」とか「本当に忘れるわよー」とか、明るく話してくれました。

 

しゃべってたら、本当に普通なんですよね。どこが認知症?と……テストも満点とれるっていう。

だから、介護認定は難しいんですとorz

 

でも、半日くらい経つとやっぱり忘れて、「私なんで施設に入らなきゃいけないの?生活できるのに」と嫌がったので、またまた「認知症で……」って言うと「え、認知症なん?そうかー」と……。

2,3回は繰り返しましたが、それ以降は入所するまで、嫌だと言い突っ張ることはありませんでした。

 

退院したら、食事は私が作る!とか言うかな?と思いきや、世話を受け入れてましたね(・ω・)

飲み薬も、「これとこれ、やね!」っておばあちゃんが取りだす横で、片づけながら「あ、これもあるみたいよー」と渡して、さりげにサポート。

やはり認知症なんだなー服薬サポートは必要だなあ、と思いました。(毎回、絶対に漏れがある)

スケジュールも、カレンダーにわかりやすく記入して、聞かれたら繰り返し伝えたり。

 

ある時、おばあちゃんが「また同じこと聞く、って笑われるかな……」ってポツリと呟いたので「認知症やもん、忘れちゃうのは仕方ないやん。忘れたっていいよ、何度でも言ったげるから。大丈夫やで」と返しました。

これで正解かどうかはわかりませんが、わからなくなったら何でも聞いてくるようになった気がします。

 

やっぱり、未成年だもの。

イトコらは「さっきも言ったやん!もう忘れたん!?」って返しちゃうよね。うむ。

 

なので、祖母が家にいる間は、できるだけ私か母が祖母の傍にいて、話をするようにしました。

できるだけ昔話を。

思い出すのはゆっくりでしたが、ちゃんと普通に覚えてるし会話できる。転院した時に見たぼんやり具合からすると、格段に会話のレスポンスは早くなったと思います。

 

入所の覚悟を決めてくれたら、行動は早かったです。

「あれがいる」「これがいる」とか考えて、一緒に家具をネットで選んだり。物や服の整頓をガサっとしたり。

 

すごいなあ、と心から思いました。

思い切りがいいというか、決断したら早いな、と。

思いがけず入所に向けて前向きに動いてくれたので、最悪憎まれてもいいから強硬に……なんてことにならずに済みました。

 

イトコらも、泣いたり怒ったり文句言ったりすることもなく。

祖母も、「もう少し一緒に居たかったけどなあ」とは言いつつも。

 

お互い、まだ笑って会える内に離れられて、良かったのだと思います。

 

私が一番めそめそしてるっていうね(・ω・)

 

いやー、なんというか……これしか幸せになる道が無い、と思ってるし、後悔はないし、それぞれ良い場所に落ちついたから、これで正解だと信じてます。

 

けどやっぱり……。

 

もう、「ただいまー!」って帰ってこないんだなあ、とか。

これでおばあちゃん家も、住む人が居なくなるんだなあ、とか。

 

終わらせてしまったなあ、という妙な罪悪感はあって。

 

正直しんどかったし、早く帰りたいと思ってたし、イトコを「この野郎」と思ったこともあったし、疲労は溜まりましたが……

 

楽しかったな、終わっちゃったかーって、さみしく思ってる自分がいます。

 

やっぱりね、3カ月も一緒にいたら情は移るよね。めっちゃ気持ちがへこんでるわ。

年末年始は面会禁止だから会えないけど……これからも出来る限りのサポートをしようと思います。

 

以上、だらだら日記でした。