2級建築士のあれやこれ

記録がわりに色々と。成長できるかな?

この3ヶ月間が大変だった話3

幸い、祖母の手術は無事におわり、転院先のリハビリも順調。

2週間以内に県外移動をしていなければ面会も可能に。(10分やけどな)

 

でも。

 

ちょうど頼まれて途中になってた仕事の関係で、週1は香川へ行ったりしていた私(&母)。

 

私も母も面会できーーーんorz

 

なので、日々の面会はイトコ頼りになってました。

 

あ、ちゃんと日帰りで行き来してましたよ。

母と一緒なのは、やっぱ疲れてるから、運転の交代要員って意味もあって2人で行動してました。ほぼ私が運転したけどな。

 

面会にいくイトコの話も、やばそうな雰囲気がちらほら。

「昨日、食事とかお弁当どうしてる?って聞かれたから、おばちゃんと姉ちゃんが世話しに来てくれてるよって言ったのに、また今日も聞かれた」とか。oh...。

 

そして、ある日。

 

面会にいったイトコが「おばあちゃん、こんなの持ってた!」と渡してきたのは

 

「外出届」(提出済)

 

おばあちゃんが「明日は帰るからね!ほら、これ出すのよ」って見せてきた、と。

「でも、おばちゃんも姉ちゃんも、そんなこと何も言ってなかったから、あやしいなと思って持って帰ってきた」と。

 

でかした!!!って感じでしたね。ほんと。良い勘してるーぅ。

 

晩ご飯、イトコの好きなもん作って褒め称えました。

 

慌てて病院に確認すると、「ええ、外出届は出されてますね……相談なかったんですか!?ああ……。お迎えとかどうするんだろう、って話してたんですよ……」と、向こうの看護師さんらも困惑していた模様。すみません。

 

その時のおばあちゃん、まだ歩行器だったのでね。杖でもない。どうやって帰るつもりだったんだorz

 

で、外出届が出されたら、まずこちら側へ確認してくれることになりました。

 

 

数年前とは違ってイトコらも小学生ではないので、いろいろ話はしてたんですよね。

イトコらも「おばあちゃんが最近ちょっとおかしい、でもどうしたらいいかわからない」状態だったみたいで。

 

「同じものばかり買ってくる」

「料理の味付けが、やたらしょっぱかった」

「買い物だって自分が代わりに行くって言っても、いいからと自転車のって行ってしまう」

「ヘルパーさんが来る日なのに、来る日やから家にいなきゃ駄目だよって言っても出て行ってしまう」

 

……そんな話を、たくさん打ち明けられました。

 

私と母は「それはもう認知症では……」って感じたんですけど、その時点ではね。確証ではなかったんです。

 

食べ物を大事にする祖母が、ゆで卵めちゃくちゃ作ってタッパーに入れて腐らせてたり。(マーガリン容器好きやな。5つも6つもあったぞ)

カラシが6本もあったり。(カラシ使わないのに)

部屋がめちゃくちゃ汚れてたり。(ヘルパーさん来てた筈では、と戸惑ったくらいに)

鍋やコンロがべたべたに汚れてたり(めちゃくちゃガシガシ洗ったわ)

 

こうして文字で書いたら、認知症やって思いますよね。私もいま、そう思いました。

「まさかね……いやしかし、初期症状とかハマりまくってるし……」と、母と随分悩みました。

 

先生に話を聞きに行って、そこで疑問をぶつけると「ええ、認知症は出てます。数年前とは格段に理解度が違います」と言われて、ようやく「祖母は認知症なんだ」って思えるようになりました。

カルテが見えて、「話を理解されていない時があります」とか書かれてたのが見えたぞ!(・ω・)

 

前回は、そりゃ「帰りたい」って言ったこともあったけど、それは「娘(母)や孫(私)に悪いから、自分が早く戻って元の生活に戻してあげないと」って想いが強かった。

で、杖で階段がのぼれた!いける!帰れる!と、そういう……「成功したからもう大丈夫!」って判断して、帰る!ってなってた。

 

でも、今は自分の状態がわかってないのに帰ろうとする。(歩行器で家の中どうやって歩くん)

 

コロナが流行してから閉じこもり、デイサービスも行けなくなり、月1は祖母の妹さんらと食事会もしてたけど、それもできなくなり。

私らも月1~2回は行ってたんですけど、春からは行けてなくて。

イトコらは反抗期に入って、ケンカも増え。

ストレスで酒量が増え。(紙パック焼酎が2本も隠されておりました。焼酎のむ人じゃなかったのになぁ)

 

祖母も大変だったと思いますよ。

もうすぐ米寿なのに、子育てしなきゃいけない状態だったんですから。。

 

かなり寂しい現実に、母も私も落ち込みました。

けど、私らが落ち込んだって仕方ない。しんどいのは祖母&イトコなんだから。

 

なりたくてなった訳じゃないんだし。なったものはしゃーない。って自分を言い聞かせつつ、お互い鼓舞しつつ、何とか乗り切った感じです。やっぱり寂しいけどね。